見え方の評価として、視力検査や視野検査があります。お近くの眼科で受けることができます。また、文字をどれだけ速く読めるか、どの程度文字を拡大すれば読みやすくなるか、を調べるには読書速度検査が必要です。ロービジョン外来では読書速度検査を行っています。
眼鏡はその方にあった度数のものが必要です。遠くを見る、書類を見るなど目的に応じた度数の眼鏡を眼科で処方します。お近くの眼科を受診してください。
ロービジョンの方は疾患にかかわらずまぶしさを訴える場合がよくあります。サングラスでは眩しさは軽減しても全体に暗くなり見えにくくなります。「遮光眼鏡」を使用すると眩しさの原因となる波長のみをカットするため、明るさを保ちコントラストがはっきりして見やすくなることがあります。お近くの眼科、またはロービジョン外来でご相談ください。
身体障害者手帳の交付や障害年金の申請には医師の診断書が必要です。各市役所や役場の福祉課で申請書をもらってくる必要があります。視覚障害の申請の際には、視力検査や眼底検査に加えて視野検査も必要になるので、すぐに診断書の作成ができない場合があります。かかりつけ医にご相談下さい。
多くの目薬や内服薬があると、薬が見分けづらく飲み間違いをしたり、紛失したりするなど管理が難しいことがあります。目薬の色や形の特徴をわかりやすく表にまとめたり、内服薬は一包化したり、服薬をカレンダーにチェックするなどの方法があります。薬の管理が難しい場合は、いろいろな工夫がありますのでかかりつけ医またはロービジョン外来でご相談ください。
容器がまつげに触れないように1滴を確実に目に入れるのは難しいものです。体勢や点眼びんの持ち方を工夫したり、市販の点眼補助具を利用するなどの方法で点眼がしやすくなることもあります。お近くの眼科またはロービジョン外来でご相談ください。
ひとりで外出をしたい方であれば、白杖を使用して安全に歩けるようになっていただくための歩行訓練やひとりでの外出は不安という方には同行援護と呼ばれる外出支援の福祉サービスなどもあり、視聴覚障がい者支援センターでは、そういった福祉サービスが利用できるかどうかなどのご相談にも対応しております。
音声で読み上げてくれる秤を使って計量するなど、様々な工夫をすることで見えない・見えにくくても料理や掃除などの日常生活に必要なことを行うことができます。 視聴覚障がい者支援センターでは、日常生活で必要になる家事などの訓練を行っており、どのような工夫をすればよいのかなど、利用される方お一人おひとりのニーズに合ったサポートを行っています。
見えない・見えにくい方でも、音声読み上げ機能や画面を拡大して見やすくすることでスマートフォンやパソコン・携帯電話を使用することができます。 視聴覚障がい者支援センターでは、見えない・見えにくい方に残っている視機能の活用や音声読み上げ機能を利用した使い方などをお伝えしています。
見えない・見えにくい方々の団体が県内にはあり、交流会などを開催しています。他にも見えない・見えにくい方が個人的に集まって、音楽やスポーツを楽しむクラブサークルのようなものもございます。 視聴覚障がい者支援センターでも、「いろいろカルチャー講座」という、見えない・見えにくい方々が参加され、一緒に料理をしたり、体を動かしたり、音楽を楽しんだりする講座も開催しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
見えにくい方であれば「拡大読書器」と呼ばれる、読みたいものを大きくしたり白黒を反転させてコントラストを上げたりできる機器があります。全く見えない方でも「音声拡大読書器」と呼ばれる活字をカメラで撮影し書かれている文字を読み取り音声で読み上げてくれる機器、見たい物を見やすい色に変更したりできる道具、色名を音声で教えてくれる道具など様々な支援機器や、便利グッズがあります。また、視覚に障がいがある人のために開発されたさまざまなアプリもあります。市販されている用具の中にも、視覚に障がいのある方が活用することができるものがあります。 視聴覚障がい者支援センターではそのような支援機器や便利グッズを自由に体験できる機会を提供しており、職員が機器の紹介や、使い方・購入方法等についてご説明いたします。また、徳島視覚支援学校と視聴覚障がい者支援センターとが連携して、グッズを紹介することもできます。
支援機器を使うと残存視力を活用して、読書を続けることができるかもしれません。また、録音図書と呼ばれる1冊の本を朗読したものをCDやテープなどにより、無料で貸し出しするサービスもございます。 視聴覚障がい者支援センターでは、一人ひとりのニーズに応じた読書環境をご紹介すると同時に、センター自体が見えない・見えにくい方の図書館として、録音された図書や点字で書かれた図書の貸し出しを行っておりますので、お気軽にご相談ください。
視聴覚障がい者支援センターでは、障害者手帳の取得方法や、日常生活用具・補装具の申請方法など、福祉制度を活用するためのご相談に対応しております。
弱視の治療の1つに、眼鏡をかけたり、視力が低下している方の目の発達を促すために良い方の目にアイパッチを貼ったりする方法があります。医師からの指示があった場合は、その指示どおり積極的に治療をする必要があります。とはいえ、眼鏡をかけたりアイパッチを貼ったりすることを嫌がるお子さんは少なくありません。眼鏡やアイパッチをつけた状態で、お子さんが好きなキャラクターや興味があることを取り入れた遊びをしたり、身近な人が眼鏡やアイパッチを一緒につけたりと、それぞれの子どもたちが取り組める方法を一緒に考えましょう。ぜひ、徳島視覚支援学校にご連絡ください。
おもちゃには、手ざわりや音そのもので楽しむことができるもの、操作した結果を手ざわりや音によって確かめることができるもの、コントラストがよく光を楽しむもの、色や絵が見やすい絵本や触る絵本などがあります。市販のおもちゃもよいですし、心地のよい音や安心できる手触りの素材、見つけやすい色合い等を工夫して、お子さんに合わせたおもちゃを手作りするのもいいですね。徳島視覚支援学校には、そのようなおもちゃを取りそろえた相談室があります。子どもたちが楽しんで活動する中で、自分から気になる物に手を伸ばして、知ろうとする意欲をともに育みたいと思います。
教科用図書には、一般的な教科書の他に、点字教科書、文字やイラストを拡大した拡大教科書があります。また、パソコンやタブレット端末等を活用した音声教材等もあります。 教材教具には、目を近づけて見る際に姿勢を保つことができる書見台 (傾斜机)、小さな物を拡大して見るルーペや拡大読書器、遠くの物を拡大して見る単眼鏡、目盛りを触って確かめるものさし、音声で知らせてくれるはかりや時計などがあります。それぞれの見え方によって使いやすさが異なるので、徳島視覚支援学校で実際に試してみて下さい。
徳島視覚支援学校は、新校舎建設にあたり、視覚障がいに配慮した施設・設備づくりに努めました。見えにくさによって教室照度を調節することができる調光システム、 見えにくくても段差がわかりやすい階段や廊下の色分け、安全に歩行するための廊下・階段の手すりや埋め込み型の消火栓などを施設・設備に取り入れました。また、右側通行を徹底する、廊下に物を置かない、物の置き場所を換えたら周知するなど、安心・安全に過ごすためのルール作りも大切です。
職業教育課程には、あん摩マッサージ指圧師になることを目指す科と、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師になることを目指す科があります。どちらも国家資格取得に向けて、あん摩、マッサージ、指圧などの専門的な学習をしています。本校の職業教育課程を卒業すると、国家試験受験資格が得られます。